私は21歳を迎えてすぐに大型免許を取得し、父の経営する会社で10tダンプの運転手として働きはじめました。
少しずつ運転や仕事にも慣れはじめた頃に妊娠が分かり、幸運にも悪阻がひどく無かった為、お医者さんと相談の上で妊娠8ヶ月まで休まず仕事を続けていました。
しかし、長時間の運転の仕事という事もあり、妊娠中はとにかく眠たくて、勤務中は眠気を覚ます工夫を沢山していました。
お昼休憩や帰宅してからはぐったりで体力的には正直つらかったです。
また、お腹が大きくなるにつれて腰痛も酷くなり、ダンプの乗り降りは 一苦労でした
そんな中でも私が妊娠8ヶ月まで働き続けられたのは、同じ現場になった周りのドライバーの方や現場の方々の気遣いや支えがあったからです。
仕事終わりのボテ掃除を代わりに後ろに登ってしてくださったり、健診の日は、病院の時間に間に合うように走る順番を調整してくださったりと、沢山の方の理解や自分が求める以上の心遣いに正直驚きましたが、本当に有り難かったし、感謝の気持ちでいっぱいでした。
この業界は、まだまだ男性社会やけど意外と妊婦でも私のやる気さえあればギリギリまで働けるかも‼︎ 率直にいうとこんな印象を受けました。
その後、産休に入り 現在は育休中ですが、
もちろん 1日でも早く復帰したい気持ちでいっぱいです。
ですが、私はシングルマザーという事もあり、現実的には厳しい部分も多くあるのが事実です。
子供はまだ0歳なので、遠方の現場や早朝の出勤となると保育園は誰が送っていくのか。
送迎を頼る人がいても小さな子供を3時や4時に起こして預けるのは可哀想なんじゃないかな、、
など色々と考え始めると、悩みは尽きません。
その為、私は今子供と自分にとって1番良い働き方ができないか、社長でもある父に相談しています。
話し合っていく中でこの業界に限らず女性がより社会で活躍するためには、必ず会社や周りの方の理解・支え・協力が必要だと改めて実感しています。
会社や周りの理解や協力を頂く事ができれば、きっとドライバーと子育ての両立も
可能なのではないかと考えています
近場の現場のみを組み込んでもらえないか、子供が熱を出したら迎えに行ってトラックに乗せて仕事ができるか⁇など、今後も父とさまざまな状況を考え相談しながら、復帰に向けて進めていけるよう頑張ります
子育てとトラックドライバー、実際にやってみないと分からない事も沢山あるはずなので、復帰後にその都度お伝えできたらなぁと考えていますので、どうぞよろしくお願いします